~森の国からの風便り~ 松野町の今をここに・・・

愛媛県松野町の大自然の魅力や町内で催されるイベントについての情報を、お届けしていきます!

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こんにちは。今日はこの時期に味わえる 昔ながらのおやつ をご紹介します。

歯ごたえがあり・腹もちが良く・甘い。昔から松野町民に愛され続けている おやつ、それが『ひがしやま』です。
一般的な呼ばれ方は 干し芋。にんじん芋を天日干しにした おやつ です。

干し芋 を ひがしやま と呼ぶのは愛媛県の南予地方と高知県だけらしい。じゃあなぜ ひがしやま と呼ばれているのでしょう?
調べてみると、「干してかちかちにする」という意味の古い土佐弁を「ひがちばる」と言うらしく、どうやらそれが「ひがしやま」の語源となっているそうです。

今日は、町内で ひがしやま を生産されている方の1人、『金谷さん』にお話を伺ってきました。
てまひまかけて作られている ひがしやま。さっそく 芋の収穫 から 出荷 までを順番に説明していきます。





金谷さんが ひがしやま に使う芋は全て自家製。もちろん無農薬栽培です。芋は 5月末に植えて、11月初めに収穫します。
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こちらが「にんじん芋」です。中はオレンジ色で ねっとりとした濃厚な甘みの芋です。
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こちらの「紅あずま」といったような芋は ひがしやま 作りにはあまり適していません。
にんじん芋ほどの甘みはなく、また 天日干しすると固くなりすぎてしまうからです。
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11月に収穫された にんじん芋 は「いもツボ」と呼ばれる小屋の中で最低でも2ヶ月は寝かします。
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寝かすことで甘みが格段に強くなるんだとか。掘り出してすぐの芋を加工しても、そんなに甘くはならないそうです。
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2ヶ月以上しっかりと寝かした芋から、いよいよ加工していきます。
丁寧に皮を剥いたら、この大鍋で約5時間炊きます。砂糖や着色料は一切入れずに、最後まで水のみでじっくり煮ていきます。IMG_7186_convert_20130130132050.jpg
家庭によっては炊くのではなく蒸すところもあるそうです。
炊き終わる頃には にんじん芋 はしっとり柔らかくなっていて、煮込んでいた水は 芋の旨みや甘みが染み出しカラメル色に。芋 はこの水に浸けたままにして、一晩置きます。


翌日、にんじん芋 をこのように ほどよい薄さに切ります。辺りには甘い香りが広がります。
この段階で一つ試食させていただきました。しっとり柔らかく、めちゃめちゃ甘い。これが芋の甘みだけだと言うんですから、本当に驚きです。
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これを専用のケースに入れて、陽当たり・風通しの良いところに干します。
干すことでさらに甘くなります。もちろん水分が飛ぶので乾いて固くなりますが、にんじん芋 の場合はそれほどまでに固くなることはないです。むしろ、ほどよい固さで食べやすいんです。
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天気の良い日だと1日で片面が乾きます。両面乾くには2日、天気が悪いともう少しかかります。
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てまひまかけて作られた ひがしやま、こちらは 虹の森公園青空市場 にてお買い求めいただけます。
今年は東京からの予約も入っているそうです。
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この時期の絶品おやつ、是非ご賞味ください。

                                                                  下田

コメント

ひがしやまの固くなる作り方を教えて下さい。
どの様な方法が考えられますか?
又、固いひがしやまを販売しているところをご存じでしたら
教えてください。
松岡様、
コメントをいただきありがとうございます。 当ブログの投稿を担当しております廣瀬と申します。
「ひがしやま」の硬度は、芋の品種による違いも多少あるようですが、一番の要因は「干す時間」「芋の切り方」とのことです。 "硬さ"というより"歯ごたえ"といった意味の説明になりますが、いわゆる「丸干し(厚みがあり丸太状)」タイプのものより「平干し(薄くスライス)」タイプの方が水分の抜けが良く、硬い印象になります。 平干しで長時間かければ硬度は増すようです。 とはいえ、繊維の量と質も影響するのですが「紅はるか」や「紅まさり」などで作ると比較的 しっかりとした歯ごたえが味わえる気がします(個人的主観で申し訳ございません)。

固いひがしやま の販売についてですが、私の経験からすると販売されているものは「固くなりすぎない」程度にとどめている印象があり、具体的な商品をご提案することが叶わず大変申し訳ございません。 松岡様のお気に入り等がありましたら、教えていただけると幸いです。

今後とも〜森の国からの風便り〜を宜しくお願い致します。


廣瀬佳信

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